ポルトガル代表3-3スペイン代表から日本サッカーを考察

決勝かと思われるほどの好カード、ロシアワールドカップ・グループステージBグループ第1節・ポルトガル代表-スペイン代表。この試合から日本と対戦した仮定を考察する。

前半

3分ポルトガルがPKで先制。
ポルトガルがボールキープ。
スペインの守備はどちらかといえば引き目でブロックという感じ。
PA(ペナルティエリア)外左角で受けたロナウドがドリブルでPA内に侵入、PK。

8分今度はポゼッションサッカーで試合を支配するスペインと自陣でブロックのポルトガル。

11分ポルトガルがボールを取った時のスペインのボール奪取の位置が高く、早くなった。

15分またスペインの守備が甘くなってきた。

17分ポルトガルは守備からのカウンター。

19分ポルトガルは自陣での守備が多くなった。

21分ポルトガル自陣コーナーからカウンター。決定的。

23分スペイン得点。同点。
ポルトガルのカウンターを受けたスペインがカウンターのカウンター。
自陣から縦へロングボール一本でポルトガル陣内PA外中央に。
ディエゴコスタがポルトガルDF3人を相手に一人でゴール。

25分スペイン決定的。
ポゼッションのスペインと自陣で守備のポルトガル。

34分スペイン左から崩して決定機。

40分スペインのパス回しにじれてきたポルトガルの反則が目立ってきた。

44分ポルトガルが2点目。
ポルトガルのミドルサイド右からPA外中央にスペインDFのこぼれ球をロナウドがシュート、GK正面も威力が尋常ではなく、はじいてゴール。

前半はポルトガル2-1スペイン。

後半

試合展開は変わらず、つなぐスペインとカウンターを狙うポルトガル。

10分スペイン2得点目。同点。
ミドルサード中央FKからGA(ゴールエリア)右に、GA中央に折り返しをディエゴコスタが2点目。

13分スペイン3得点目。逆転。
スペインアタッキングサード左を細かいパスで崩し、クロスをPA内右でシュート。ゴール。逆転。
こうなるとカウンターのポルトガルは厳しい。

17分ポルトガルの守備ブロックの位置が高くなっている。

22分スペインの守備はやはり引いてブロック。
勝っていることもあるのか、高い位置からの守備はない。

24分イニエスタ交代。
確かにロナウド程目立った活躍はなかったものの、残念。

25分スペインPA内左を崩して決定機。

33分ポルトガルカウンターから決定機。

35分パスを回して時間を使うスペイン。
ポルトガルは取れない。

44分ポルトガル3点目。同点。ロナウドハットトリック。
縦一本でPA外中央ロナウドへ、スペイン反則。FKゴール。ハットトリック。同点。

試合内容

守備からのカウンターのポルトガルとポゼッションサッカーのスペインと思われたが、試合開始から3分間はポルトガルがポゼッションしてPKから先制点までもっていった。

その後はスペインのポゼッションサッカーとポルトガルのカウンターで試合は進む。

スペインの守備は日本が目指している高い位置からのプレスではなく、自陣にブロックを作って守るタイプだ。

ポゼッションサッカーなので時折見せるスペインのカウンターが有効になる。

スペインの1点目も自陣から縦一本のロングボールだった。

ポゼッションサッカーはカウンターをより効果的にする。

ポルトガルの前半終了間際44分の得点は試合展開という面から効果的だった。

後半はリードしたポルトガルが自陣に引いてカウンター狙い、スペインはポゼッションサッカーで攻め込む展開。

スペインは10分にFKから得点、そのままの勢いで13分に一気に逆転した。

ここからポルトガルの自陣でブロックしていた守備がミドルサードの高い位置からの守備に変わる。

そしてポルトガルが終了間際後半41分縦一本でPA外中央に出たボールをロナウドが反則をもらい、FKを決めてハットトリックを達成し、同点とし、試合は両チーム勝点1を獲得し終了した。

日本の未来

日本の未来を考えるならスペインのポゼッションなのかもしれない。

ポルトガルはロナウド頼みの所がある。

世界的な強いストライカーは今の日本サッカーの流れでは生まれにくい。

しかしスペインのポゼッションサッカーは人が替わっても成立する。

ただ育成時からポゼッションサッカーばかり練習していると、世界と対戦する時DFは弱くなる。

DFが弱くなるとストライカーは育たない。

ストライカーが生まれなくては日本の永遠の課題「決定力不足」は解消されない。

日本の目指すべきサッカー

やはり日本が目指そうとしているのはスペインのサッカーなのだろう。

ポゼッションしながら相手のすきを窺い、そこを突いて得点。

これが理想的だが、ポルトガルのようなタイプと戦う時、日本はどうなるのだろう。

日本のポゼッションを自陣でブロックを作られて受けられて、日本は決定機を作るものの、決定力不足から相手陣内でボールを奪われ、そこから縦一本のカウンターを受ける。

相手、例えばコロンビアは1対1も強いので、日本はポゼッションサッカーでパスを受ける為に上がっているDFの裏にスペースもあって、味方が戻るまで遅らそうとしても1対1が弱いため、遅らせることもできず、受けきれない。

本来西野ジャパンと比較するべきなのだろうが、まだ形ができていない今の西野ジャパンでは比較するとぼろ負けという事しか言えない。

決勝トーナメントで当たれば、その時の西野ジャパンが完成していたとしても、スペインのパス回しを高い位置で奪うことはできないし、ポルトガルのカウンターを日本DFが受けきることはできない。

日本人にも可能なデュエルの強さ

基本はデュエルの強さであって、そこから逃げる為のポゼッションサッカーでは勝てない。

そして日本人がデュエルの強さを持つことは不可能ではなく、中田英寿や本田圭佑のデュエルの強さは持って生まれたものではなく、科学的なトレーニングで得たものだからだ。

考え方を根本的に変えないと日本サッカーは強くならない。

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