ブラジル代表1-1スイス代表

2018ロシアワールドカップグループステージグループE第1節ブラジル代表1-1スイス代表。ブラジルの猛攻を耐えきったスイスが共に勝点1を獲得。ブラジルの攻略のヒントやアルゼンチンのメッシと比較。

前半

試合開始は両チーム様子見の展開。

試合開始すぐはどちらかといえばスイスがボールキープ。

スイスは自分たちが攻める時はしっかり攻め、守る時は守るというスタイル。

スイスはもっと守備的になるかと思ったが、守備で奪ってから攻撃を仕掛けている。

しかし個人技の差がで始め、徐々にブラジルがボールをキープしだし、開始10分頃からブラジルのラッシュが始まる。

世界最高クラスの個人技とパスをトップスピードのまま高い精度で繰り出してくる。

スイスに奪われても、そこからすぐに守備が始まり、ボールを取り返し再び攻めるスピードのある波状攻撃。

ブラジルの攻撃スイッチが入ったら、スイスの高い位置からのプレスというのは通用せず、スイスはボールを奪っても攻撃に繋げられない。

ブラジルはスイスのディフェンスの2-3人に囲まれても、遊びのようなテクニックで包囲網を突破する。

ブラジルのトップスピードの攻撃を、スイスはゴール前を固めるだけで、何とか耐えているという感じだ。

ブラジルはアルゼンチンのメッシ頼みとは違い、ネイマール頼みという事はないのだが、やはりネイマールはチャンスを作る。

20分に先制はブラジル。

スイスDFのクリアのこぼれ球をPA(ペナルティエリア)左外からコウチーニョがミドルループでゴール。

ブラジルはネイマールだけではなく、選手全員に上手さ、強さ、しなやかさ、速さ、緩急がある。

ここまではスイスが勝てる要素が見当たらない。

試合開始から25分くらい経つと異変が。

ブラジルの高い位置からのプレスがなくなっていって、スイスのパスが通るようになってきた。

先制して守備的な陣形に変えたのか、とも思った。

失点を防ぐなら、ブラジルの得意なボールポゼッションでスイスにボールを奪われないようにするとか、もっと守備にがむしゃらでなくてはおかしい。

そのどちらでもなく、単に気が抜けているように思える。

ばてているのか。

「上手さ、強さ、しなやかさ、速さ、緩急」があっても、持久力はないのか。

瞬発力も優れていて、持久力もあるというのは、考えにくい。

つまりブラジルは持久力がないようだ。

という事はブラジルを崩すには、ブラジルがラッシュをかける20分間ほどを耐えきれば、その後隙が生まれ、そこから攻撃につなげれば良いという事になる。

ばてたように見えるブラジルは、戦い方を変え、ゆったりと安全な地域でボールポゼッションし、相手の隙を見つけたら勝負という形に変わった。

ブラジルの高い位置からのプレスがなくなり、自陣で引いての守備に変わって、スイスがブラジル陣内に押し込みだした。

スイスは押し込んではいるものの、攻めているというよりは引いたブラジルの守備網につかまらない様にパス回ししているように見える。

積極的に決定的なパスを通そうとしているように見えない。

ブラジルの引いて守る守備にはスイスが攻撃する為のスペースが見当たらない。

前半はラッシュから得点したブラジルと、防戦一方だったスイスで1-0で折り返した。

後半

後半は両チーム同じようなゆっくりなペースでお互いの攻守が入れ替わるような始まり。

5分CK(コーナーキック)からスイスが同点。

ブラジルは守備の反応が遅く、必死さもなく、あまりにもあっけなく、綺麗に失点してしまった。

この辺はブラジルワールドカップの1-7のドイツ戦の大敗を思い出す。

この後試合は攻撃のブラジルと守備のスイスで互角の試合になる。

ブラジルは前半みせたラッシュを見せる事もない。

普通スピードの攻撃でも世界トップクラスだが、それではスイスの守備を打ち破ることはできない。

ゆったりとしなやかに鋭く攻めるブラジルと力強く守り攻めるスイスで、中盤の守備が効かない状態のアップダウンの激しい展開。

ブラジルの攻撃からはスピード感もなくなり、守備に対する集中力もなくなってきた。

スイスのペースにさほど変化は見られないが、攻撃を仕掛ける意識と力はなくなっている。

試合終盤スピード感はないものの、猛攻を仕掛けるブラジルの攻撃を耐えきり、1-1の引分で両チーム勝点1を獲得した。

冷静なブラジル選手

ネイマールやマルセロはかなり厳しいマークを受け、倒されるのだが、怒ることはほとんどなく、冷静に対応している。

大人になったという事か。

ブラジルの選手が落ち着いてきたのではなく、VAR(「審判補助システム」ビデオ判定の事)があるから、ズル過ぎるプレイはしないのかもしれない。

そう考えると、早速VARも利用するブラジルはどこまでもレベルが高い。

ブラジルの弱点

やはり持久力がない事か。

持久力がないといってもスピードを落としても攻撃力は世界トップレベルだ。

守備の面で集中力が切れるような場面もあるが、最終ラインの守備力は強いので、流れの中では失点しないだろう。

弱点といえるのか、ブラジルがペースを上げて20分ほど耐えきれば、その後ブラジルは動きが鈍くなる。

但しブラジルがペースを上げてくるのが試合中のいつなのかはわからないが。

アルゼンチンとブラジル

アルゼンチンの場合、メッシは他の選手との差があるように思える。

メッシは一人突出している選手だが、ネイマールはブラジル代表の中では、他の選手もうまい為に、一緒にプレーできる。

メッシは孤立してしまうが、ネイマールはチームに溶け込んでいる感じがする。

この辺りがこの大会好調に見えるブラジルと何か物足りないアルゼンチンなのかもしれない。

しかし第1節を終わってみれば両チームともに引分の勝ち点1だった。

あまりよくないといわれながらメッシは決勝まで上がってくる。

ロシアワールドカップも終わってみればどうなるかはわからない。

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