本田圭佑の「守備的戦術もある」コメントを考察する

6月7日のネット情報に本田が色々試してうまくいかなかったら2010南アフリカワールドカップのように守備的に戦う事もあるとの趣旨のコメントをしたという記事が出ていた。岡田ジャパンではなく西野監督自身が「マイアミの軌跡」で結果を出した守備的サッカーで戦う事もあるという事か。

本サイトの考察と反対のコメント

今朝ネット情報で本田の「今の西野ジャパンの戦い方でうまくいかなかったら、2010年南アフリカワールドカップの守備的戦術もある」という趣旨のコメントを見た。

外部参考サイト:本田圭佑の意味深発言「全部ダメになっても、あの戦い方はできる」。その真意とは? | サッカーダイジェストWeb

本サイトの考察と反対のコメントなので再び考察する。

このサイトでは西野監督は守備的戦術を採用しないと考察していた。

サイト内リンク:6月8日スイス代表、12日パラグアイ代表との試合の位置付け | サッカー日本代表考察

本田のコメントを見るとまだ2010南アフリカワールドカップで結果を出した超守備的戦術で戦う選択肢は残っている様だ。

本田が納得するなら守備的戦いもある

本田が言うのだからその可能性は高い。

その理由は、もし6月8日のスイス代表戦と12日のパラグアイ代表戦をパスサッカーで戦って、それで結果も内容も得られず、西野監督が本番で守備的サッカーに変更した場合、真っ先に納得しないのは本田だと考えていた。

本サイトではハリルホジッチ解任の原因の一つである選手達との信頼関係の破綻はパスサッカーをしなかった事だと考察している。

パスサッカーでなければ存在できないベテラン選手が多い。
今回選ばれている本田、香川、宇佐美ら天才肌の選手たちは守備という所では期待できない。

パスサッカーをしなかった事が解任理由の一つでなければ、管理されるのが嫌だからとか、プロ同士なのに「信頼関係」が壊れたとかではあまりにも大人げない。

今の西野ジャパンの選手達ののびのびしてリラックスしているという報道をアマチュアレベルで見ていると、管理されるのが嫌だったという事もあながちないとも言えないのか。

本田が守備的な戦い方を容認しているのであれば、他の選手が逆らう事はないのではないか。

西野監督が決断すれば可能になる。

マイアミの奇跡

1996年アトランタ五輪で当時U23代表監督だった西野監督は予選グループで守備的サッカーでブラジルに勝っている。

外部参考サイト:マイアミの奇跡 – Wikipedia

その時のフォーメーションもガーナ戦で試した3-4-2-1(1996年当時は3-6-1と表現されている)だ。

ワントップに城彰二、シャードーに前園真聖と中田英寿が入っている。
現在の西野ジャパンでは大迫(武藤、岡崎)、本田、宇佐美(香川)と言ったところか。

シャードーの位置に柴崎と大島を上げるのも個人的にはしびれる起用方法だ。

柏レイソルやガンバ大阪でのパスサッカーの印象が強く、西野監督のサッカーはパスサッカーと決めつけていたのは間違っていた。

守備的サッカーは岡田ジャパンの再来ではない。
西野監督の自分のサッカーとして、その引き出しには守備的サッカーもあるのだ。

ハリル解任が劇薬

ハリルホジッチ解任の衝撃が劇薬になっていて、本田も守備的サッカーに異を唱えられないのか。

ネット情報などでは本田が主謀して田嶋会長に働きかけて、ハリルホジッチ解任になったとされている。

もしそうなら田嶋会長に監督解任を希望したものの、現実になってしまった事で、さすがに大人しくなってしまったのか。

本田に関してはないと思うが、自分から守備的などと、謙虚とも思える言葉が出るのはもう監督には逆らいませんよと言う表れなのか。

西野監督の作戦か

一連のフォーメーションを柔軟に変える調整は、対戦相手を油断させるもので、本番でいきなり守備的サッカーで意表を突くつもりか。

しかし今の代表チームにはベテランが多く、対戦チームの守備陣を突破するスピードを持つFW選手は見当たらない。
守備的に戦ってもカウンターは有効にならないのでは。

原口は2列目からドリブルで飛び出すプレーもできるが、相手を振り切る驚異的スピードはない。

この情報化社会で対戦国の多くのデータを分析しているのに意表を突く作戦とも考えにくい。

守備的戦い方が保険か

南アフリカワールドカップの守備的戦い方が保険の様になっている。

色々自分たちがやりたいことを試して、ダメだったら本番で守備的にやれば勝てる、とでも思っているのだろうか。

ワールドカップとはそんな簡単なものなのか。

2010年南アフリカワールドカップで岡田ジャパンは本番予選リーグ第1節でそれまでの戦い方を捨て、本田を1トップに置く守備的戦い方でベスト16まで勝ち上がった。

2014ブラジルワールドカップでもオランダ代表が予選でスペイン代表を5-1で破った時のサッカーが5バックの守備からのカウンターサッカーだった。
当時のオランダと言えば攻撃力で相手をねじ伏せるという印象のチームだった。

調整期間中に自分たちの理想のサッカーをやって、ダメだったら、本番に180度転換して守備的に戦えば結果を出せると考えていいのか。

リラックスと結果

リラックスした環境の中で、今やってることが駄目だったら守備的にやりますよ、と言われてもそれでいいのかと思ってしまう。

本田が槙野の名前を知らなかったことが話題になった。

外部参考サイト:「トモアキってだれ?」本田の天然ぶりに槙野ショック | ゲキサカ

槙野は本田と仲がいいと思っていたようだが、本田は槙野の下の名前を知らなかったという話だ。
こんな話題が報道されるくらい日本代表はリラックスしている。

第1節の相手は前回2014ブラジルワールドカップで1-4で負けているコロンビアだ。
もっと緊張感をもって、悲壮感をもって、戦わなければならないのではないのか。

と思う反面、緊張と悲壮感で選手が追い込まれれば結果が出るのか、とも思ってしまう。
緊張感や悲壮感をもって日本を背負って戦え、などというのは古い考え方か。

早川直樹コンディショニングコーチ

科学的に考えれば、人間が力を出せるのはリラックスしている状態か、緊張して悲壮感がある状態なのか、素人でも予想できる。

前回ブラジルワールドカップでは本番前の練習で負荷をかけ過ぎ、本番の動きに切れがなかったと批評されている。

その時のコンディショニングコーチである早川直樹氏が今回も帯同している。

緻密なデータ計測から負荷調整が行われているようだ。
同じ過ちは繰り返さないだろう。

ケイスケホンダの活躍

ここ最近本田がトップ下で起用されると報道されている。

メキシコリーグでハーフェーライン付近から相手DF選手を4-5人ごぼう抜きし、シュートを決めたプレーの映像が印象に残っている。
サイト内リンク:本田圭佑のNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』のコメントの酷さ | サッカー日本代表考察

今回選ばれている選手の中で、あんなプレーができる選手はいないのではないか。
消去法で考えれば本田は日本代表のトップレベルのようだ。

ガーナ戦では特筆するところもなかったが、6月8日スイス代表戦と12日パラグアイ代表選で、本番を戦えるという「プロフェッショナル」なプレーを見せてほしい。

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