5月30日ガーナ戦の日本代表メンバーのJリーガー評価とW杯の経験

西野ジャパン初戦の「キリンチャレンジカップ2018」日産スタジアム・ガーナ戦の日本代表メンバー27名が発表された。ここではJリーグ選手への評価やワールドカップへの経験を誰に積ませるのか、西野監督の不安な発言の意図や戦略、世代交代を考察する。

Jリーグを評価?

日本代表選手27名の内、Jリーグの選手が10人選ばれている。

ハリルホジッチ前監督とは違って西野監督はJリーガーを評価しているとの見方もある。

しかしその構成を見るとGK3人中2人、DF8人中4人、中盤でも12人中4人だが守備的な選手ばかりが選ばれている。

残念なことだが、Jリーガーが評価されて選ばれているのではなく、海外日本人選手に守備的な選手がいないから選ばれているといった方が良いのではないかと思われる。

誰に経験を積ませるのか

今回の代表にはポルティモネンセの中島翔哉やフローニンゲンの堂安律などマスコミから有望とみられていた若い選手が選ばれなかった。

30歳以上の選手が8人選ばれていて平均年齢も27歳と高齢と言える。

もっと若い選手を出して経験を積ませるべきだという考え方もある。

しかし西野監督はそれをしなかった。

これは選手にだけ経験させようとしているのではなく、これからの指導者たちにワールドカップを経験させようとも考えているのかもしれない。

監督の西野氏はもちろん、手倉森、森保の両コーチにここでワールドカップの経験をさせる事で、次の2022年カタール(不正で別の国になるかも)に日本人監督を擁立できると考えているのではないか。

ハリルホジッチ監督の解任騒動の中で、4月23日の日本サッカー協会技術委員会で

ロシアW杯(6月14日開幕)後の次期日本代表監督について、引き続き日本人指導者の就任を求める意見などが委員から出された。

日本人監督の事を言及している。

その目的もあってすでにワールドカップを経験している選手たちを多く呼んで、バックアップさせて、ワールドカップでの戦い方を経験するという側面もあるのではないか。

その為、前述の若手選手を選ぶ枠がなくなってしまったとも考えられる。

「正直まだ画が描けない」

西野監督は代表選手発表会見の中で「正直まだ画が描けない」と発言している。

JFATVの「SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー 発表記者会見 5/30(水) KIRIN CHALLENGE CUP 2018」。

日本代表の監督がたとえ心の中で思っていても、こんな発言は口に出して言ってはいけない。

発言の後苦虫を噛み潰したように顔をしかめたのは発言に対する後悔かもしれない。

もし仮に代表選手の中に主導権を握りたがるような選手がいたら格好の餌食になる。

色々な働きかけで日本代表監督でも解任に追い込むような選手がいると言われている代表選手たちだ。

こんな不安な発言をすると、監督の戦術を伝えてもまともに実行してくれるかはわからない。

迷いの発言をすればそこに付け込まれて何が起こるかわからない。

伏線か

監督に必要なのは瞬時の決断力だ。

それを持たない西野監督ではない。

そう考えるとこの発言は何かの伏線か。

とこんな風に考えるのはあまりにも空想的だが、現実的な事もある。

西野監督は今回の選手選考で中盤の守備的なボランチができる選手を8人も選んでいる。

「ロシアワールドカップへはパスをつなぐサッカーでむかうのではないか」
ロシアワールドカップへ5月30日ガーナ戦の日本代表メンバー27名発表「西野ジャパンの戦術」

「むかう」という表現は戦術を固定するという事ではない。

パスサッカーの戦術で様子を見るのではないかと考える。

これは何を意味しているのか。

ロシアワールドカップ本番の5月30日、6月8日、12日まではパスを回す戦術で戦ってみて、本番を戦える見通しが立たなければ、守備的な戦い方に変えるのではないか。

特にコロンビア戦は意表をついて守備的な戦い方に変える為のボランチ8人ではないのかと考えられる。

岡田武史元監督の南アフリカワールドカップでは守備的なサッカーで予選突破の結果を出している。

あまり好きな言葉ではないが勝てば官軍である。

たとえ田嶋会長や「さまざま」な事情が、日本らしいパスサッカーを望んでいたとしても、勝って予選突破すれば、特に「さまざま」な事情は納得するはずである。

結果を出せれば技術委員会が提言するロシアワールドカップ終了後の日本人監督の可能性も大きくなる。

スムーズな世代交代の可能性

今回選ばれたフィールド選手の若手の中で23歳以下は植田直通、三竿健斗、井手口陽介、浅野拓磨だ。

マスコミが期待していた中島翔哉や堂安律は選ばれなかった。

久保裕也に関しては西野監督は会見で最終メンバーに選ぶ事をにおわせていた。

次の4年後に30歳にならない選手としては昌子源、遠藤航、柴崎岳、大島僚太、武藤嘉紀が選ばれている。

ブラジルワールドカップと同じく25歳以下のフィールド選手が9人選ばれている。

ザックジャパンの時は11人をほぼ固定メンバーで戦ってしまった為、次の世代の選手が育たず、負の遺産となってしまっている。

しかし今回はハリルホジッチ監督のおかげで色々な選手が起用されて、長谷部、本田、岡崎、長友は居座ったが、世代交代は行われているのではないかと思う。

色々なバランス

世代交代がスムーズにいかなければ、スポンサー企業も同じ選手ばかりに集まって協会幹部、監督、選手のパワーバランスが崩れてしまう。

バランスが崩れるとあり得ないことが起こってサッカーファンの信頼を失ってしまう。

正にいろいろなことを考えながら戦っていかなければならない時代になってきている。

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