日本初戦勝利!!ハメスの負傷の為の欠場、試合開始早々のコロンビアDFの退場とPK出の得点。思わぬことが起きすぎて下馬評を覆し勝利。これがワールドカップの恐ろしさなのかもしれない。
前半
コロンビアはエースのハメスロドリゲスが出場していない。
ハメスの左ふくらはぎの負傷は想像以上のようだ。
コロンビアがボールを持っている時、日本の中盤が果敢にボールにトライして奪いきれなくても、日本の最終ラインは綺麗にラインを作って安定して守っている。
序盤は思った以上に前線からのプレスがかかって、想像以上にコロンビアは戸惑っているようだ。
試合はさっそく動く。
4分に縦1本のカウンターから飛び出した大迫がシュート、GKがはじいたところを香川がシュート、それをコロンビアDFがハンドで止めた為、そのDFは退場、PK。
5分そのPKを香川がゴールほぼ真ん中に決めて先制。
これでコロンビアは10人で、4-4-1に。
本来ここからポゼッションサッカーで最終ラインでパスを回して、コロンビアが出てきたところを縦に出してカウンターで仕留めるのがセオリーなのだが、怖がっているのか、引き付ける前に縦にロングボールを出してしまう。
PKの場面といい、これではハリルの縦へのサッカーだ。
前線からの守備も勝っているにもかかわらず、4人が同時に高い位置でプレスをかけて、最終ラインの守備が手薄になっている。
中盤の選手は中盤で守備をしなければ、全体のバランスを崩してしまう。
勝っている日本の方が冷静さを欠いている。
39分ミスジャッジから日本のPA(ペナルティエリア)左外でFKを与え、壁が飛び上がってしまい、その下を抜かれてゴールを決められた。
その後も日本は中途半端なポゼッションサッカーではあるが、10人のコロンビアに助けられている。
コロンビアは攻め手がないし、日本のプレッシングに手を焼いているようだ。
前半は1-1で終了。
後半
後半も日本は縦パスを有効に使って攻め込み、コロンビアに奪われたところからプレスをかけ、奪ったボールを一旦最終ラインの下げて、コロンビアのワントップしかいない日本の最終ラインで横にボールをつなぎ、柴崎にボールを預け、縦に攻めるという攻撃を繰り返す。
まだ慌てているのか、パスミスも多いが、ハメスのいない10人のコロンビアなので、事なきを得ている。
しかし前半同様柴崎だけは落ち着いている。
大迫は落ち着いてシュートやうまいポストプレーが出るようになった。
後半10分すぎたころに、疲労からかようやく落ち着いたプレーが出るようになってきた。
13分ハメスロドリゲスが登場。
しかしハメスは相当悪いのか、練習もしていなかったような体のキレの悪さ、体が重そうだ。
コロンビアはここから一気に勝ち越しと思って投入したのだろうが、動けないハメスでは逆効果になってしまった。
日本は勝つためのぎりぎりのサッカーで、パスの本数も少なく、縦への攻撃が主体の様になって攻める。
パスは最終ラインとサイドだけになっている。
パスをつなぐサッカーとは程遠い、出せる時にボールを出す、選手たちは追い詰められたように、ただただ必死で戦っている。
20分頃から10人の相手に怒涛の攻めを見せる。
23分負傷した香川に変わって本田投入。
28分にその本田からの左CK(コーナーキック)をゴール中央で大迫がヘディングシュートを決め、2-1の勝ち越し。
34分チームを機能させていた柴崎が負傷交代、山口を投入。
柴崎がいなくなったことでDFラインと中盤がつながらなくなった。
本田は右サイドにポジションを映し、そこでボールをためるプレーをしだした。
トップ下がなぜ右サイドにと思ったが、勝っている状態で、中盤の中にボールを入れるより、サイドや最終ラインでボールを回しながら、時間を使いながら、相手のすきを窺う方がよいとも思われる。
40分を過ぎたころからようやく日本の素晴らしいポゼッションが観られだした。
ここがポゼッションサッカーの見せ所になった。
40分過ぎたころからコロンビアはパワープレーの様にGKからロングボールを蹴りこむ攻撃。
しかし日本はそのまま逃げ切って、2-1の勝利を勝ち取った。
選手
原口の守備はものすごい運動量でチームに絶大な貢献をしている。
前半は大迫や香川が冷静さがないようで、二人の所にボールが収まらない。
柴崎は落ち着いて、DFラインからボールを受け取り、左右に配給している。
香川と乾のコンビネーションはほとんどなかった。
芝が長いようなので、それでプレーに落ち着きが出ていないのかもしれない。
パスをつなぐサッカーのはずなのに、ほとんど縦ばかりのサッカーになってしまっている。
それだけ精神的に追い込まれていたのか。
本田のコメントではないが、試合内容として考えれば、特に前半は良くなかった。
前半はブラジルワールドカップの時と変わらない。
リードしていることや、10人とは言え互角に戦えていることが逆に勝点が得られることへのプレッシャーになっていたのか。
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