6月8日スイス代表、12日パラグアイ代表との試合の位置付け

6月8日スイス代表戦と12日パラグアイ代表戦に全ての選手を起用して戦うと宣言している西野ジャパン。勝敗よりもチームの戦い方を固めるのではないか。スイス代表との試合は8日の26:00からNHKで、パラグアイ代表との試合は12日の22:00から日本テレビ系列で放送。

完成度の見極め

6月8日スイス代表と12日パラグアイ代表との試合は国際親善試合とは言え西野ジャパンの戦い方を見極める上で重要な試合になる。

現在の所予想できる戦い方は「ベースなく戦う」という事である。
つまり相手によって、又は試合中でも3バックの3-4-2-1にしたり、4バックの4-2-3-1や4-4-2にしたり、5バックににしたり変化する。

慣れない中で、その為に選んだと言ってもいいベテラン選手中心に、どれくらい順応できる戦いになるのだろう。

過去の本番前の国際親善試合の戦い方

ワールドカップ本番予選リーグ第1節に向けての合宿中の2試合の国際親善試合について、2014年ブラジルワールドカップと2010年南アフリカワールドカップの戦い方の戦い方を比較してみる。

2014年ブラジルワールドカップ前

2014年6月6日4-3ザンビア代表
外部参考サイト:スタメン・試合結果|SAMURAI BLUE サッカー日本代表|JFA|日本サッカー協会

2014年6月2日3-1コスタリカ代表
外部参考サイト:スタメン・試合結果|SAMURAI BLUE サッカー日本代表|JFA|日本サッカー協会

ザックジャパンはこの2試合を本番で戦う固定メンバーで戦っている。

この2試合も含めて2013年11月から5連勝していた。
日本代表選手からもワールドカップ優勝という言葉も出ていて、ベスト16以上は当たり前のような前評判だった。

しかし本番の結果は1分け2敗で予選敗退した。

2010年南アフリカワールドカップ前

2010年5月30日0-2イングランド代表
外部参考サイト:代表TIMELINE | SAMURAI BLUE サッカー日本代表 | 日本サッカー協会

2010年6月4日0-2コートジボワール代表
外部参考サイト:代表TIMELINE | SAMURAI BLUE サッカー日本代表 | 日本サッカー協会

岡田監督の下この2試合とも先発メンバーは本番で戦う予定の選手だったが、4月7日0-3セルビア、5月30日0-2韓国とこの2試合の負けまで入れると4連敗していた為、本番では守備的戦術に変更し、ベスト16まで勝ち上がっている。

岡田監督も2007年11月にイビチャ・オシム代表監督が脳梗塞で倒れ、緊急就任している。

2018年ロシアワールドカップ前

西野ジャパンは6月8日と12日の2試合で全ての選手を起用するとコメントしている。

外部参考サイト:強化試合2試合で全選手起用へ…西野監督、3バックと4バックは「併用していく」 | ゲキサカ

チーム戦術のベースを作ることなく、フォーメーションを変化させながらこの2試合の国際親善試合とワールドカップ本番を戦うようだ。

つまりチーム作りを優先させているので、勝敗は期待できない。
しかし調整期間2か月で3試合しか出来ないのであれば当然の事だろう。

調整方法

6月4日は二部練習で負荷をかけたが、5日はセットプレーの確認と自主練になった。

ハリルジャパンの様に上から管理を強制するのではなく、選手の自主性に任せて100%の状態に持っていくという方法らしい。

確かにプロ選手なのだから各自で本番に向けて最高の状態に持っていくのは当たり前かもしれない。

特に日本人は真面目な人種なのでハリルジャパンの様な選手管理は必要ないのだろう。

岡崎・乾の復帰

岡崎と乾の状態が試合できるレベルまで上がったようだ。

外部参考サイト:サッカー日本代表:攻撃の中核、乾と岡崎が完全復活 – 毎日新聞

手倉森コーチはまだ慎重のようだが、二人が西野監督に直訴して試合に復帰するようだ。

この2試合で全ての選手を出場させる様なので、二人の出場もある。

23人いるのだから全て選手を起用するのなら6月8日と12日の2試合かけてという事になる。

この二人が本番でどの程度戦えるかという事もワールドカップ本番を戦う上で重要になる。

チームの雰囲気

ネットの情報を見ているとチームの雰囲気は良い感じだ。

アマチュア選手なら雰囲気や「信頼関係」が悪くなると力が発揮できない、ほめて育てなくては伸びない、等という事は最近の意見として理解できる。

しかしプロの選手にそれが必要なのかと考えれば、福田氏ではないがちょっと「部活じゃない」とも思ってしまう。

サイト内リンク:ラモス氏、武田氏、北澤氏、福田氏の立ち位置とコメント

チームの雰囲気は良いようだが、それで力が出せるという事では、自分たちより数段上の世界と戦うには心もとない、と思ってしまう。

岡田ジャパンの再来はない

2010年南アフリカワールドカップで岡田監督は就任当初戦術変更をせず、オシムジャパンの戦い方を継承しようとした。

外部参考サイト:岡田Jが進めた“脱オシム路線”。ポゼッション+プレッシング。無理のない“日本化”【西部の4-4-2戦術アナライズ】 | フットボールチャンネル

しかしそれは岡田監督のサッカーではなく、うまくいかず、中途半端な戦い方でワールドカップ本番前4連敗を招いた。

それで勝利優先の決断をし、本番のワールドカップで守備的サッカーに変え、ベスト16を勝ち取った。

本サイトでも西野監督の守備的戦術への決断がありえる記事を書いた。

サイト内リンク:日本代表0-2ガーナ代表>ワールドカップの戦い方

しかし過去をたどってみれば、それはあり得ないのだろうと思う。

当然西野監督は岡田監督のオシムサッカーを引き継ぐやり方を見ていて、後に混乱を招くことを知っている。

何よりも監督をしていながら自分のサッカーができないという事は後悔を生む事になる。

そう考えればこの2試合でどんな結果になろうがフォーメーションを変化させながら戦う西野ジャパンの戦い方を本番で変える事はないのだろう。

この2試合はその戦い方が世界に対してどの程度通用するのか、どの程度完成するのかを見極める試合になる。

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