2018.6.8日本代表0-2スイス代表の試合結果と内容評価

サッカー日本A代表とスイス代表の国際親善試合は0-2で日本代表が負けた。試合の内容の評価とこれからを、主要ベテラン選手や田嶋会長や西野監督のコメントから考察する。

2失点で済んだ

試合内容は正直思ったほどひどくなかった。
もっと守備の面でスイスにボロボロに崩されると思っていた。

スイス相手に0-2の結果は、よく2失点で耐えたという感じがした。

スイスが、特に後半からは力を抜いてプレーしていたように見えたので、2点で済んだのかもしれない。

田嶋会長には見えている

田嶋会長が試合を観戦に来てNHKの放送席にいた。

ハーフタイムに田嶋会長は前半は良いと好評価して、西野監督のやりたいサッカーが見えてきた、とコメントしていた。

田嶋会長には見えているなら、ファンにもわかるように説明してもらいたい。

守備の意識の高さは見えていたのか。

最終ラインの守備は多少レベルアップしているかもしれないが、前線からの行き当たりばったりに見えた守備はひどかった。

選手のコメントから考察

このチームは選手が話し合って戦術を決めているようなので、試合後の選手のコメントから考察する。

香川真司

香川はペナルティーエリア外からのミドルシュートばかりで、なかなか得点できないという趣旨のコメントをしている。

外部参考サイト:単調な攻撃を疑問視、香川「ミドルをだれが決めるのか」 | ゲキサカ

正にその通りで、だからこそ速い攻めが必要になるのではないか。

相手がゴール前に戻ってしまったら、いくらサイドを崩して、ロングのクロスを上げても、フィジカルの弱い日本では勝てない。

パスをつないでポゼッションを上げて、相手がゴール前に戻る時間を与えて、フィジカルの強い相手選手にゴール前を固めさせて、どうやって点を取るつもりなのか。

香川の言う「自分たちの強み」とはパスをつなぐという事か。

たとえば今日のスイスを崩すレベルのパスサッカーは、どのレベルか。

ポルトガルやスペインはスイスをパスで崩していた。
つまりそのレベルだ。

日本はあと1試合の調整、パラグアイ戦を残すのみで、しかもその試合にはスイス戦の控えだった選手で戦うという状況で、本番のコロンビア戦までに、ポルトガルやスペインのパスのレベルまで達するのか。

香川のやろうとしている事、ペナルティエリアの中でのパス回し、トリッキーなヒールパス、これはフィジカルで勝てない相手を崩す方法として必要だと思う。

しかし今のチームは、ザックジャパンのように長期間固定された代表メンバーでパス回ししてきたわけではない。

あと10日しか時間はない。

長友佑都

長友のコメントが的を得ている。

外部参考サイト:「これではW杯で勝てない」長友がチームに足りないと感じたことは… | ゲキサカ

相手とのレベル差があっても相手以上に走れれば、一回抜かれても、もう一度守備をしに行かなくてはレベルの差は埋まらない。
正にその通りだと思う。

しかし西野監督はそれを可能にしにくいベテランばかりを選んでいる。

また長友が言うように走り回るサッカーをしたとしても、ベテラン選手は素早く動けるのだろうか。

持久力には自信があっても、瞬間的に早い動きを繰り返すことが出来なければ、相手が嫌がるプレーはできない。

吉田麻也

吉田は選手や監督コーチの間でのコミュニケーションは増えているという。

外部参考サイト:吉田麻也が危機感を告白!コミュニケーション量は改善も意思統一が図れていない現状に… | サッカーダイジェストWeb

しかしコミュニケーションが増えれば増えるだけ、23人いれば23通りの考え方が出る。

しかもそれが1試合毎に共通の考え方になればいいが、1試合ごとに23通りの考え方が出てくるのではないか。

単純に考えれば2試合あれば46通り、3試合あれば…

この短期間でどうまとめて、どんなサッカーにするつもりか。

全ての選手が意見を出し合って、監督コーチと話し合ってチームを作っていく事など、あと10日ではできないと思うが。

本田圭佑

本田のコメントも不思議に思えてくる。

チームで確認したいことがあって、それには手応えを感じていて、負けてるのに手応えっておかしいと思うけど、という趣旨のコメントをしている。

本田自身が攻撃でも守備でも良いところがなかったように思えたが、田嶋会長同様我々には見えない、理解できない何かの手応えを感じたというのだろうか。

監督交代は本当に勝つ為なのか

もしワールドカップで必要なのは内容でなく、結果なのだとしたら、なぜ2か月前に監督解任交代をしたのだろうと再び思う。

NHKの放送席にいた田嶋会長を見てしまうと、もう済んだことだから「前を」向いてとは思えなくなる。

本当にワールドカップで結果を求める為の監督解任だったのだろうか。

負けてもいいから他の何かを得る為のものだったのだろうか。

2か月前に解任して、チーム戦術を違うものにして、前監督の時と同じ選手を起用したら、3試合の調整試合でうまくいくわけがない。

西野監督ほどの指導者ならそれはわかっているはずだ。

しかもその3試合しかない調整試合で全ての選手を起用するという。

今のやり方で本番を戦えるチームが作れるとは思えない。

絶望感

このスイス代表戦から見えてくるのは、この戦い方ではワールドカップは勝てないという事だ。

次のパラグアイ代表戦でも、2試合で全選手を起用する為、スイス代表戦で出場の無かった選手を起用するようだ。

つまり今日の試合のスタメンがコロンビア戦のスタメンだったとしたら、もうコロンビア戦のスタメンで調整する事はできないのだ。

パラグアイ戦で、もし今日の控え選手で結果が出たら、コロンビア戦の先発はどうするつもりなのだろう。

田嶋会長はこれでも「1%でも2%でも」勝つ確率が上がったというのだろうか。

ロシアワールドカップを犠牲にしてまで、誰かが個人的に思っている「日本らしいサッカー」の土台を作るつもりなのか。

試合後の西野監督のコメント

試合後の西野監督のコメントを要約してみた。

  • スイスもセンターの守備が強いので何か変化がないと崩れない気がした。
  • 守備から攻撃の切り替えは良かった。
  • ビルドアップは良かった。
  • 決定力の問題。
  • バックアッパーを含めた選手の充実が大事。

スイスもセンターの守備が強いので何か変化がないと崩れない気がした等は、負けた悔しさで冷静さを欠いていたのか、口下手なのか、他人事のように感じた。

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